1 「東日本大震災アーカイブ宮城」について
「東日本大震災アーカイブ宮城」は、東日本大震災に関する記録・資料等を収集・保存し、インターネット上に公開することにより、震災に関する記憶の風化を防ぐとともに、防災・減災対策や防災教育等に役立てることを目的として、平成27(2015)年6月15日から公開しています。
構築にあたっては、総務省「被災地域情報化推進事業(情報通信技術利活用事業費補助金)」の「被災地域記録デジタル化推進事業」を活用しました。
2 「東日本大震災アーカイブ宮城」の特徴
・県と全市町村が連携・協力して構築・運営する初めての震災アーカイブです。
・写真や動画に加え、震災に関連する行政資料も多く掲載しています。
・利用規約の範囲内であれば、コンテンツのダウンロードやパワーポイントを作成できますので、防災教育の資料作りや各種記録集の作
成などにも御利用いただけます。
3 公開資料数及び収集資料の主な内容
(1)公開資料数
約30万件(令和6(2024)年4月1日現在)
(2)収集資料の主な内容
・県内各地域における被災状況の写真
・県及び市町村の行政資料(災害対策本部や避難所運営に関する資料等)
・日本赤十字社宮城県支部、仙台及び石巻赤十字病院、県及び市町村社会福祉協議会、自衛隊等の活動状況に関する記録や写真等
4 連携・協力自治体、外部連携サイト等一覧
(1)連携・協力自治体
宮城県 石巻市、岩沼市、大崎市、大郷町、大衡村、大河原町、女川町、角田市、加美町、川崎町、栗原市、気仙沼市、蔵王町、 塩竈市、色麻町、七ヶ宿町、七ヶ浜町、柴田町、白石市、仙台市(※1)、大和町(※2)、多賀城市(※1)、富谷市、登米市、 名取市、東松島市(※2)、松島町、丸森町、美里町、南三陸町、村田町、山元町、利府町、涌谷町、亘理町(五十音順) |
(※1)外部連携を行っている自治体
・多賀城市「史都・多賀城・防災・減災アーカイブスたがじょう見聞憶」
・仙台市「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(仙台市についてはコンテンツの一部について行っています。)
いずれも「東日本大震災アーカイブ宮城」との横断検索に対応しています。
(※2)協力自治体
・東松島市「ICT地域の絆保存プロジェクト」(システム連携していないため、横断検索には対応していませんが、「東日本大震災アーカイブ
宮城」からサイトを参照することが可能です。)
・大和町は資料の提供をしていただいています。
(2)外部連携サイト
「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)」( http://kn.ndl.go.jp)
「ひなぎく」は、東日本大震災に関するあらゆる記録・教訓を次の世代へ伝え、被災地の復旧・復興事業、今後の防災・減災対策に役立て
られるよう、東日本大震災の記録 等を国全体で収集・保存・公開するポータルサイトです。様々な機関からの記録等を「ひなぎく」にて
一元的に検索することができます。
「ひなぎく」からも「東日本大震災アーカイブ宮城」のコンテンツを検索することができます。
「日本災害DIGITALアーカイブ(JDA)」( http://jdarchive.org/ja)
震災アーカイブのポータルサイトである「日本災害DIGITALアーカイブ(JDA)」は、常に成長し続ける「参加型」のアーカイブとして
ハーバード大学のライシャワー日本研究所で構想されたプロジェクトです。 本サイトでは検索だけでなく、 ユーザーが自ら選択した資
料から「コレクション」を作成したり、興味のあるテーマに基づいてインタラクティブなプレゼンテーションを作ることも可能です。
(サイト内「アーカイブについて」より抜粋 http://jdarchive.org/ja/about/about-archive)
「日本災害DIGITALアーカイブ」からも「東日本大震災アーカイブ宮城」のコンテンツを検索することができます。
(3)コンテンツ(メタデータ)提供サイト
「防災+観光/BOSAI+Tourism」( https://bosaikanko.jp)
「防災+観光/BOSAI+Tourism」は、数多くの自然災害を乗り越えた宮城の経験・教訓と東北地域の豊かな自然・文化・産業を世界に伝
えるため、宮城県と仙台市が防災観光プログラム作成の一環として公開したサイトです。
サイトメニューの「[防災]+[観光]のアーカイブ検索」中には、「東日本大震災アーカイブ宮城」のコンテンツが多数使用されています。