概 要


東日本大震災による被災の状況
仙台市若林区の沿岸部に位置する六郷地区および七郷地区は、江戸時代より続く田園風景の広がる地域でした。東日本大震災のもたらした津波によって甚大な被害を受け、300名以上の方が亡くなり、1,000世帯以上の方が住まいを追われました。また、肥沃な土地は瓦礫で埋めつくされました。




六郷・七郷コミネットの設立
仙台市若林区六郷・七郷地区の浸水区域にお住まいだった方々が元のコミュニティ、普通の暮らしに戻るまで継続的に支援することを目的に、震災から3ヶ月経った平成23年6月に立ち上げられた団体です。若林区まちづくり推進課、若林区中央市民センターの呼びかけに応じ、地域で活躍するNPO、企業、大学などさまざまな団体や機関がゆるやかな連携のもとに支援を始めました。

六郷・七郷コミネット キックオフ・ミーティング

六郷・七郷コミネット キックオフ・ミーティング

六郷・七郷コミネット全体会

六郷・七郷コミネット全体会














これまでの支援の展開
当初は、求められる支援ニーズを的確に把握するため、お茶っこ飲み会と称したイベントを若林区内の仮設住宅で開催しました。また、県内外の支援団体の要請を受け、支援者と被災地とを結ぶコーディネーターとしても大きな役割を果たしました。平成24年以降、若林区内における支援が落ち着いてくると、コーディネート事業から若林区内で活動する支援団体間の連携構築や情報交換などに事業の軸が移っていきました。

お茶っこ飲み会にてヒアリングを実施

お茶っこ飲み会にてヒアリングを実施

復興支援イベントのコーディネート

復興支援イベントのコーディネート














現在の活動
現在では、若林区の復興状況の共有、支援団体や地域、被災された方々の連携を目的とした「若林区復興情報セミナー」の開催をはじめ、支援団体間の情報共有と課題解決に向けた取組みを進めるサロン・交流事業、失われてしまったふるさとの暮らしを振り返る地域誌「ふたつの郷」を作成したふるさと継承事業、六郷・七郷コミネットや参画団体の情報発信をサポートする情報発信事業などの事業を展開しています。

若林区復興情報セミナー

若林区復興情報セミナー

サロン・交流事業 情報交換会

サロン・交流事業 情報交換会